ふらつきがすごく、歩く事が出来なかった

８０代　女性　北海道在住

主婦

初診　R5年６月２６日

娘さんが当院の患者様で施術を受けており、お母さまの体調が悪く、診てほしいとご紹介を受けて来院されました。

治療を受けている間は娘さんの家で泊まって、回復するまで治療して良くなると北海道に帰る予定です。

３年前に右肩の腱板断裂をして手術をしてから体調不良を起こすようになった。

ふらつきや足に力が入らない状態だった。

去年の暮にも左肩に痛みが出て腕が挙がらない状態にもなった。

膝下や左手にしびれが出ている。

筋力の低下からか、ものを飲み込むのがしんどい。

掃除やご飯作りなど家事が好きだが、うまくできなくなってきた。

糖尿病

膝の痛みでヒアルロン酸を６回注入

かかとの骨にヒビ

心臓にカテーテルの手術

初回の検査では、

斜角筋の張りや首周囲の筋肉の張りにより、首の回旋の可動域の低下と痛みを感じていました。

機能テストとして、あおむけの状態で足を上に挙げれるかのチェックでまったく挙げる事が出来ませんでした。

以上の事からかなりの疲労の蓄積と神経伝達の悪さが推測できました。

首周りの緊張と神経伝達の悪さから頸椎の調節を最優先でしていきます。

神経の伝達よくしていき身体のバランスを改善し血液循環や神経伝達を改善していきます。

１回目の施術は大きく身体を変化させると反動も大きく出ると判断し、頸椎のみの施術で最大限の効果を出します。

施術後の確認で、首の可動域に関しては大きく変化したものの痛みは完全に取る事はできませんでした。

足の力の入り具合は劇的に改善し、あおむけの状態で足蹴挙げる動作をしても問題なく安定しており、上からテンションをかけても動くことなく安定していました。

次回の治療予定をお伝えし、注意事項をお伝えして初回の施術を終了しました。

身体は動きやすくなっているので、久しぶりに掃除をする事が出来た。

初回の身体の変化の反動と久しぶりにした掃除で筋肉痛と身体のだるさを感じていたそうです。

身体の状態は、首の可動域は確保されたままでだが、痛みは少し出ている。

足の安定力は維持されているが、筋肉自体がだいぶ落ちてしまっているのでしんどいのは変わらない。

全身確認した結果、状態は少し治療前に戻っているがしっかりと効果も出ているので順調な変化と説明し、治療を施す。

身体の安定力が保たれていたので、軽く筋力強化をしていく。

まずは腸腰筋を付けて骨盤の安定をねらうように。

前回同様に施術後に反動が来てしんどかったと、

痛みに関してはちょっとずつマシになっているようだが、患者様本人が施術を受ける前から身体が良くなる自信が無くなっていたのでメンタル面のケアもしていく。

身体の安定力は維持されていたが体が今の状況に慣れていないためかなりだるさしんどはさ感じているようでした。

痛みはだいぶマシになったが痺れはまだ残る状況。

施術をし軽くトレーニングをする。

最近眠りやすくなってきたそうなので、本人さんの意思で睡眠薬の服用を調節してみるチャレンジをしていくとのことでした。

かなり日常生活動作も出来るようになってきており、軽く食事の用意や掃除を出来るようになった。

相変わらず身体のしんどさやしびれはあるが、少しずつやりたいことが出来るようになってきていた。

施術はいつもと同様に自律神経の改善と身体のバランス改善と筋力強化のための運動をしました。

身体の状態も順調に改善しつつありやりたいことも少しずつ出来るようになり、完全に回復はしていないものの日常生活は問題なく過ごせるようになってきました。

このまま治療を続けて３か月ほど運動などをしていきました。

ほとんど日常生活や自分で出来ることも増えてきましたので自分の家に帰ることになりました。

家でもいい状態を保てるような運動法やストレッチをお伝えしました。

今回の患者様は身体のバランスが崩れてから体調不良を起こし、自律神経の乱れや体調不良が続き動けなかったため筋力低下を起こしていました。

まずは自律神経を整え、身体のバランス力安定力の回復に徹しました。

バランス力安定力を取り戻した後にはいい状態を維持するための筋力の補強をし、自分の思い通りに動けるように手助けをしていきました。

みなさんも今まで普通に出来ていた事が急にできなくなることがあると思います。痛みやしんどさから諦めてしまっていることもあると思います。

ですが、しっかりと”どうして悪くなったのか？””何が悪いのか？”を見極めて改善していくとこで身体は変化していきます！

諦めずに健康的な身体を取り戻せるように、一度ご相談ください！