手の痺れが気になっていた

最近手にしびれが出始めたが様子を見ていた。

半年以上たつが痺れが引かず、しびれている範囲が広がってきたため来院されました。

レントゲンを撮ってきた頂いて検査結果を確認しました。

整形外科で頸椎の４・５・６番の変形とヘルニアを診断されました。

他に頸椎１・２番７番の可動性低下も診られました。

手のしびれは頸椎のヘルニアによるものと診断されました。

他にも、ストレートネックと骨盤の歪み、腰椎の側弯も診られました。

手のしびれは頸椎のヘルニアによる症状でしたので頸椎の施術をしていくのですが、ヘルニアを起こしている部位の４・５・６番を狙うのではなく、頸椎の可動性が落ちている１・２・７番を狙って施術をしていきます。

変形している部分を触ると悪化する可能性があるため、もともとの変形を起こした原因である頸椎１・２番をメインで施術していきます。

ヘルニアの施術は、痛みは比較的改善しやすいのですが、痺れに関しては少し時間が必要な場合もあります。治療計画を説明し、施術に取り組みました。

初回は頸椎１番と２番を重点的に施術をして、神経の働き・身体のバランスを改善し、ヘルニア部位にかかっている負担を軽減させました。

本人の受けた感想としては、痺れは変わっていないが体が少し軽くなったとの事でした。

２回目は身体の反応を診たいため１週間以内の受診をお願いし、４日目に来ていただきました。

２回目の施術前に身体の確認をすると、前回の施術前の状態に戻っていました。

もちろん痺れも変わらずあります。

前回と同様に頸椎１・２番を施術し、頸椎７番・骨盤も調整し、より身体をいい状態へと改善させました。

初回に１・２番だけ触ったのは、一気に身体を変化させると反動が大きくなるため、控えました。

施術後の身体の変化は、前回と同様に体が安定し、軽くなる感じがあると、しびれはまだ変わらずとのことでした。

３回目以降は１週間おきに受診をお願いし、診ていきました。

施術を始めて２か月ほどが過ぎたころにしびれを感じない時が出てきたと報告を受けました。

まだしびれている時間がほとんどだが、しびれを感じていない、忘れている時間があるとの事でした。

約半年になるころにはしびれはたまにあるが、ほとんど気にせず生活を送れている段階まで回復が出来ていました。

今は再発を防ぐためにメンテナンスで月に１～２回の受診をおすすめしています。

J様は頸椎のヘルニアから手のしびれを発症していました。

ヘルニアの原因部位は触らずにヘルニアを起こした頸椎１・２番をメインに施術していきました。

胸椎と骨盤も矯正しつつ身体のバランスを整え、首にかかる負担を軽減し、ヘルニア症状を改善していきました。