腰椎ヘルニアによる足のしびれが改善していく経緯

元々腰痛もちでだましだまし過ごしていたけど２か月前から足の痺れと張りを感じるようになった。

整形外科へ行くとレントゲン診断で腰椎ヘルニアと言われた。

その後、薬療法やリハビリに通うが症状に変化がなかったため根本治療をしたいと思い来院。

当院で検査した結果

腰椎には多数の骨の変形と骨盤の後傾（歪み）が見られた。

他にも頸椎（首）の骨の変形も多数あり、ストレートネックと首にもヘルニアらしきものが見られた。

自覚症状で頸椎ヘルニアの症状は出ていなかったが、放置していると悪化しそうなので頸椎も施術していきます。

今回のN様の場合骨盤の歪みから腰の骨に負担がかかり変形⇒ヘルニアになった可能性があります。

骨盤の歪みを生んだ原因を調べていくと、頸椎にあることがわかりました。

ストレートネックから始まり、頸椎１番のずれと可動性低下・２番７番も同様に可動性の低下がみられました。

ヘルニア部位は４・５番でした。

頸椎のバランスの悪さが原因で背骨全体に影響を及ぼし、それを支える骨盤がいがんでいることがわかりました。

初回の治療は頸椎のみを施術しました。

腰の症状で来院されましたが、根本的な原因が首にあることがわかりましたので、まず１番の原因から対処していきます。

次に骨盤へのアプローチをして体に正しい位置の状態になるように施術をします。

施術後の確認をすると、身体のバランスが取れて手足が安定し立ちやすく歩きやすくなったとの事です。

痛みやしびれに関してはまだ変化は見られませんでした。

１回目の施術はこれで終了です。

２回目は身体の変化を確認したいので３日後に来ていただきました。

確認した結果、ある程度身体が悪い時の状態に戻っていました。

症状もまだ特に変わらずしんどい状態でした。

２回目の施術も同様、首の施術と骨盤・背骨全体の施術をしてバランスを改善してヘルニアにかかる負担を軽減していきました。

３回目は１週間後に来ていただきました。

施術は今まで同様首と骨盤・背骨を施術し、身体のバランスを改善し、今日はさらに筋肉へのアプローチをしていきます。

まずは骨盤を安定させるために腸腰筋を刺激して筋力を強化していきます。

４回目以降も１週間ごとに施術に来ていただきました。

基本施術は同じで、身体のバランスを改善してヘルニアにかかる負担を軽減し、その状態を維持できるように持っていきました。

身体の変化を感じ始めたのは６週間ほど施術をしてからでした。

まずは痛みが軽減していき、夜の睡眠や日中のじっとできない感じが減っていき、日常生活がだんだんと普通に遅れるようになってきました。

４か月を過ぎたころには痛みはほぼ消えており痺れがまだ残っている状態でした。

今は痺れも残っているがだいぶマシになったということで、いい状態をたもてるように１か月に１回程のメンテナンスをしてきていただいております。

今回の患者様は腰椎のヘルニアによる痛みと痺れでした。

レントゲンを確認して身体を検査した結果、本当の原因は首にありました。

首を施術し骨盤をそろえて体のバランスをよくしてヘルニアにかかっている負担を軽減して圧迫を改善していきました。

その後、筋力を強化しいい状態が保てるようにしていきました。

症状がある部位と根本原因は違う場所にありました。

ヘルニアの場合は治療する部位を間違えると改善しないことがい多いので、ヘルニアの治療に悩んでいる方はお気を付けください！